ファーストテイクは、アーティストが一回撮りでパフォーマンスを披露する、非常にユニークな音楽YouTubeチャンネルです。
その一発撮りのパフォーマンスが視聴者に強い印象を与えており、多くの音楽ファンに支持されています。
しかし、本当に一発撮りなのか、加工や補正は行われていないのか、失敗した人はいるのかといった疑問が出ることがあるのも事実です。
この記事では、これからの疑問について深く掘り下げ、「ファーストテイク」の舞台裏を詳細に解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
●ファーストテイクの撮り方
●ファーストテイクのピッチ音程補正
●ファーストテイクのピッチ音程補正をしない歌手
●アーティストから見たピッチ音程補正
●ファーストテイクで歌詞を間違えた人
●ファーストテイクで失敗をした人
●ファーストテイクでの口パクの有無
●ファーストテイクの再生数ランキング
ファーストテイクは本当に一発撮り?
音楽業界でのレコーディングなどでは、撮り直しをすることが一般的です。
ファーストテイクの撮影について、菅田将暉さんと岡崎体育さんは、撮り直しがなかったと発言しています。
菅田将暉さんの証言
THE FIRST TAKEでのパフォーマンスに参加した菅田将暉さんは、「虹」という曲を歌った際のことを、ANN「菅田将暉オールナイトニッポン」で明かしていました。
菅田将暉さんは一発撮りであることは知っていたもの、2、3回の撮り直しが可能だと考えていたようです。
ラジオ番組でも、「本当に一発だったよ」と当時の状況を話していました。
THE FIRST TAKEが
11/25(水)発売 #菅田将暉 「#虹」のプレミアムコンテンツを制作!
YouTube以外のコンテンツ公開は今回が初。この映像は、『虹』初回生産限定盤DVDに収録されます。
ヴォーカル&ピアノの特別アレンジでの一発撮りを披露。#THEFIRSTTAKE pic.twitter.com/03N66AyaCZ
— THE FIRST TAKE (@The_FirstTake) November 2, 2020
岡崎体育さんの証言
岡崎体育さんも修正をスタッフにお願いしたもの、その要望は受け入れられなかったと、テレビ番組「ダウンタウンなう」で話していました。
要望を伝えた楽曲は、「YES」「エクレア」だったと話しています。
ファーストテイクにおけるピッチ音程補正を解説!
パフォーマンスにおいて、ピッチ音程補正がされているかを検証していきたいと思います。
ピッチ音程補正がどのように行われているのか、その技術的な側面とアーティストに与える影響について詳しく解説していきます。
ピッチ音程補正はされている
ネット上の見解では、「ファーストテイクはピッチ音程補正を行なっていない」との意見は見当たりませんでした。
そのため、レコーディング時と同様に、聴き手に快適な音響まで調整されていると考えられます。
ピッチ音程補正が行われているのは確かにそうですが、ファーストテイクの一発撮りというルールは順守されているように見受けられます。

ピッチ音程補正はどの程度される?
音楽業界では、テレビ放送やYouTubeなど、現代のほとんどのメディアでピッチ補正が一般的に実施されています。
音楽家たちの中では、THE FIRST TAKEピッチにおける補正は公に知られた事実であったとは言えないかもしれません。
しかし補正ピッチが行われているから、歌唱力がないというわけではありません。
アーティストの歌唱力が高いために、僅かなピッチ補正が適用されているケースが多いと推測され、結果的に細かな調整で済んでいることが大半と言えるでしょう。

ピッチ音程補正をしない人はいる?
補正を一切行わないという強い信念を持つアーティストも存在し、折坂悠太さんのファーストテイクのパフォーマンスは補正が実施されていないとされています。
しかし他アーティストも、すべての旋律でピッチ補正されていたわけではなく、一部はそのままの状態で公開されています。
補正の程度は、ボーカリストの好みや、補正を管理するエンジニアによって異なることが一般的と言えるでしょう。
KEYTALK・首藤義勝さんの見解
ロックバンド「KEYTALK」の首藤義勝さんが、2023年8月13日にTwitterで「THE FIRST TAKE」のピッチ修正について言及しました。
— 首藤義勝≠千也茶丸 (@yoshikatsushuto) August 12, 2023
首藤義勝さんはピッチ音程補正について「化粧のようなもの」と表現し、「若い才能を欺く虚偽のエンターテイメントは許せない」とも投稿しました。
加えて「THE FIRST TAKEはダメだ」と具体的に批判をしたのです。
この投稿に対しては賛否両論の反応があり、首藤さん自身も翌朝に「不快にさせた方、申し訳ありません」と謝罪の投稿をしています。
ファーストテイクで歌詞間違え?失敗した人はいる?
過去のファーストテイクでは、実際に歌詞を間違えたり失敗したアーティストがいたんです。
ここからは、それぞれのエピソードを探り、その舞台裏を解説していきます。
岡崎体育さんの歌詞間違い
岡崎体育さんがTHE FIRST TAKEで「なにをやってるもあかんわ」という曲を披露しました。
岡崎体育さんは最初に「もう実際問題あかん」と歌い始めましたが、実は正しい歌詞は「もう一体全体なんなんだ」でした。
「いきなり歌詞間違えました」と自ら叫んでいるのが印象的ですね。
SaucyDogの歌詞間違い
Saucy Dogが「結」という曲を披露しました。
正しい歌詞は「声をかけたのは僕の方から」であるにも関わらず、「君の方から」と間違って歌ってしまいました。
その間違いにすぐ気づいた際の「間違えた」という表情が、とても魅力的でしたね。
また、最後の部分でも「繋ごう 描こう」と歌うべきところを「描こう繋う」と間違えて歌っていましたが、そのまま公開がされました。
KANA-BOONの歌詞間違い
KANA-BOONがTHE FIRST TAKEにおいて「ないものねだり」という曲を披露しました。
歌詞の誤りについては、ボーカルの谷口鮪さんが自身のツイッターで発言していました。
FIRST TAKEで間違えたのってもしかして俺たちだけなのか??みんなすごいな!俺たちもプロなのに!笑
(人生間違うことだってあるよってメッセージだということにします)KANA-BOON(谷口鮪)× ネクライトーキー(もっさ) – ないものねだり / THE FIRST TAKE https://t.co/iPuswDiwlA @YouTubeより
— 鮪 (@kanaboonmaguro) August 19, 2021
動画の最後では、二人が間違っていたことを素直に認め、全員が笑っている様子が楽しいものでしたね。
間違った部分としては、「タバコみたいに燃えてく」を「燃えてる」と歌っているように谷口鮪さんが見えるシーンがあります。
さらに、二人で歌っている部分でも、わずかながら誤りがあったのかもしれないと感じられます。
nobodyknows+の歌詞間違い
nobodyknows+がTHE FIRST TAKEで「ココロオドル」という楽曲を披露しました。
失敗なく曲が進んでいたところ、「時間場所など限らず~」の箇所でヤス一番さん間違って歌ってしまいました。
しかし、その間違った瞬間からメンバー全員が笑顔になり、非常に魅力的なパフォーマンスが展開されました。
LISAのジャンプ失敗
LISAさんは「Catch the Moment」でTHE FIRST TAKEへの出演中、最後にジャンプを試みましたが、うまくいかなかったみたいです。
この失敗については、LISAさん自身が自分のツイッターで公表をしています。
おはよー☀︎花粉でぐしゅぐしゅ😖
昨日公開されましたTFT、ピアノは野間さん、ギターはいくちゃんなんだけど、それぞれ隔離された部屋にいるから、姿が見辛くて最後の曲じめジャンプ失敗してる🦁そんなとこもファーストテイク🦁
LiSA – Catch the Moment / THE FIRST TAKE https://t.co/PzjijYJnSx— LiSA (@LiSA_OLiVE) October 29, 2020
実際の動画からは最後に何かを試みたものの、うまくいかなかった様子が確認できますね。
その少し照れくさそうな様子が、とても魅力的です♪
森七菜さんのヘッドホンつけ間違い
森七菜さんがTHE FIRST TAKEで「スマイル」という曲を披露したことがあります。
その際、森七菜さんがヘッドホンを左右逆に付けていたことが確認できました。
動画を確認すると、他のアーティストとは異なり、森七菜さんのヘッドホンのコードが右から出ていることが確認できます。
森七菜さんも、緊張して歌っていた状況だったのかと思います。
実はこの出来事は、後日YAHOOニュースにも取り上げられたのです!
JO1・河野純喜さんのヘッドホンつけ間違い
ヘッドフォンを左右逆につけていた別の事例として、JO1の河野純喜さんが挙げられます。
河野純喜さん自身のラジオ番組で、ヘッドホンに左右の違いがあることを知らなかったと話していました。
JO1は、視聴者の一般投票によって選ばれたメンバーでデビューを果たしたグループです。
河野純喜さんは楽天から内定があったものも、それを辞退してオーディションに加わりました。
ファーストテイクで口パクをした人はいる?
アイドルなどが口パクをしているのではないかという疑念も持たれることが多いですが、ネット上の調査によれば、口パクをしている出演者は確認されませんでした。
ファーストテイクはYouTubeのチャンネルのため、時折若干の音ズレが起こりますが、後から修正されることがあります。
しかしその修正により、逆に口パクと感じてしまうこともあるようです。
ファーストテイクの再生数ランキンを紹介!
2023年8月現在のファーストテイク再生数ランキングは、以下になります。
【1位】DISH//(北村匠海)『猫』 2億回再生
【2位】YOASOBI 『夜に駆ける』 1.3億回再生
【2位】LiSA『紅蓮華』 1.3億回再生
【3位】優里『ドライフラワー』 1.1億回再生
ファーストテイクの再生回数ランキングで堂々の1位に輝いたのは、若い世代に人気のDISH//の北村匠海さんによる『猫』です。
この楽曲は、シンガーソングライターのあいみょんさんが作詞作曲し、アコースティックにアレンジされて披露されました。
2023年8月現在、視聴回数は2億738万6308回に達しており、北村匠海さん自身も感無量の思いを語っています。
北村匠海さんの音楽に対する真摯な姿勢と、人々に温かいものを届けるという願いが伝わる楽曲なんです。
ファーストテイクはやらせ?加工・補正や失敗した人を解説!のまとめ
今回はファーストテイクのやらせ疑惑、加工・補正や失敗した人について紹介させていただきました。
記事のまとめは、以下となります。
- ファーストテイクは一発撮りの可能性が高い
- ファーストテイクはピッチ音程補正がされている可能性が高い
- ピッチ音程補正はあらゆるメディアで行われている
- 折坂悠太さんのファーストテイクは音程補正なし
- KEYTALKの首藤義勝さんはファーストテイクの修正に意義を投じた
- ファーストテイクには歌詞間違いや失敗をした人がいる
- ファーストテイクに口パクで出演した人はいない可能性が高い
- もっとも再生されたのはDISH//(北村匠海)『猫』
ファーストテイクの人気は、年々増すばかりです。
今後の新たな動画公開も目が離せないですね♪
最後までご覧いただき、ありがとうございました。